木元道場「世界大会優勝祝賀会」

兄の背中を追い、3歳で入門した妹。逞しく成長し、高校3年生になったその女の子が世界チャンピオンになった。師範は自らも何度も世界の舞台で戦い、選手引退後は大都市横浜に新極真会の日本屈指の大支部を創り上げた。横浜には、師範の片腕となって支部を支える分支部長の先生がいる。その先生は五十代になっても全日本大会の挑戦を続けた。ドリームフェスティバルでは型の第一人者でもある。その先生が日本代表選手を3人も育て上げた。2月26日、昨年の9月ポーランドで開催された第7回全世界ウエイト制大会の優勝祝賀会に招待されて横浜まで行って来た。師範から挨拶と乾杯を頼まれた。『チャンピオンになるための3つの条件の話をした。➀本人の素質(努力)②環境 ③指導・・・この三つが揃わない限りチャンピオンは生まれないと。血の滲むような本人の努力なしに夢は叶えられない。それが大きければ大きいほど。そして、ひとりの力だけでは夢は叶えられない。組織も含め、多くの人の支えがあってこそ夢は叶えられる。環境である。その環境の一番が、家庭である。両親の理解、協力がなければ大会で勝つどころか空手すら続けられない。そして、本人がどんなに努力しようが、家庭環境に恵まれようが、肝心かなめの道場に恵まれなければ強い選手は育たない。ズバリ!師範先生である。指導!で決まる。素質に恵まれた選手が努力し、両親に支えながら最高の環境で、素晴らしい師範先生先輩に出会えた時、チャンピオンは誕生する。』9月ポーランドの日本代表選手団の大勝利は、親子の勝利であった。師弟の勝利であった。親子の夢が叶った瞬間だった。師弟の夢が叶った瞬間でもあった。伝統継承の勝利だった。自分はそう思う。        親子の夢叶えむ! 師弟の夢叶えむ!

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