強い男こそ

『皆さんがいまやらなければならないことは、強くなることだけだ。強くなるために道場に来ているんだから。何に強くなるか。それはことばを換えたらいいことばがたくさんある。心身ともに強くなりたい、精神的に強くなりたい、ものごとに対して動じない男になりたい、いろいろなことがある。しかし、実際問題として一番大事なことはいつも言うことだが喧嘩に強くなりたいのだ。
もちろん喧嘩をやれとは、私は言わない。しかし、喧嘩をやれば強いよと、そういう男になってもらいたい。喧嘩はやらないけれど、もしやったら強いよ、という男に。男は腕っぷしが強くなければだめだよ。腕っぷしの強い男は頭がいい。腕っぷしは強いけれど頭の方はどうも・・・・・なんてそんなことはない。カラテの稽古をすることにおいて頭が良くなるんだから。
喧嘩に強くならないならカラテなんかやってもしようがない。男は、強い男がどこの世界でも価値がある。魅力がある。
あたり前のことだが、武士(さむらい)というのはやたら刀を抜かない。鍛えて鍛え抜いた刀を鞘のなかに収めておくのが武士だ。それが武士としての価値のあるところであるし、人間としても男としても評価できるところである。しかし、いったん抜いたらこれは名刀であり、妖刀であって実に素晴らしい切れ味をもっている。だから、いったん喧嘩を始めたら1対1でも1対5でも1対10でも一瞬のうちに全部のばしてしまう。そうでなければいけない。どうやったらそれができるか、それは毎日の切磋琢磨だ。遊んでいて強くなるか。』大山倍達 総裁講話於.1988.01総本部冬合宿

16歳!若かったぁ。あの頃に大山総裁の教えを知っていたら😁
“武は備えなり 剣は磨いて鞘の中に納めておくべし みだりに剣を抜くは武に非ず!”

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